『構造設計.comとは?』
構造設計.comはyAt構造設計事務所が運営するオウンドメディアです。構造設計の実務に役立つ情報を記載しています。
2022年– date –
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荷重
部分地下を有する建物のせん断力の分担方法について
下図のような部分地下を有する建物の設計を行う場合、地震時にAゾーンの基礎とBゾーンの地下階及び基礎の分担せん断力をどのようにして決定するかということが、設計上の課題のひとつとなります。ここでは部分地下を有する建物のせん断力の分担方法につい... -
木構造
木材における人工乾燥材と天然乾燥材について、それぞれの特徴について解説
【木材に乾燥が必要な理由】 建築材料として使用する木材を十分乾燥させるのは、腐朽・蟻害による断面欠損の防止と、狂いや割れ、およびクリープ変形を抑制するためである。乾燥材と未乾燥材のクリープ変形に関する試験結果をみると、初期変形1に対して乾... -
木構造
木梁の梁貫通孔の大きさ・位置の制限について
鉄筋コンクリート造や鉄骨造の梁貫通孔については、大きさ・位置の制限や補強要領については学会基準に明確に記されています。一方で木造については梁の切欠き制限については「木質構造設計規準・同解説」(日本建築学会)などに記載されていますが、梁貫通... -
鉄骨造
デッキ合成スラブを片持ちで出す場合の注意点について
通常デッキ合成スラブは両端支持の境界条件で使用されることが多いことと思います。ただ外壁との納まり上、鉄骨梁からデッキ合成スラブを片持ちで出す必要がある場合があります。ただ合成デッキプレートのメーカーの仕様書を見ても片持ちの出寸法の許容値... -
木構造
寒冷地に建つ建物を設計する際の注意点について
内陸盆地や東北、北海道などの寒冷地に建物を計画する場合は、土の凍上により基礎・1階床が持ち上げられることがあります。ここでは寒冷地に建物を設計する際の注意点について解説します。 【基礎底面は凍結深度より下になるようにする】 凍結深度とは 凍... -
太陽光発電設備
太陽光発電設備の既存建物への設置に確認申請は必要か?
既存建物の屋上に設置する太陽光発電設備は、その建築物に電気を供給する「建築設備」に該当します。建築物の一部として扱うため、構造耐力は防火性などの建築基準法関係規定に適合する必要があります。ここでは既存建築物の屋上に太陽光発電設備を設置す... -
増改築
小規模一体増改築とは?必要な構造検討についても解説
既存建物を増改築する際、通常であれば既存部分も含めて現行法の構造計算基準に適合させなければいけません。ただ古い構造計算基準のもと設計された既存の建物を、現行法の構造計算基準に適合させることはほぼ不可能であることをふまえ、2016年に小規模一... -
荷重
構造計算上の地下階の定義について解説
建築基準法施行令では、地下の定義としては「地階 床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの1/3以上のものをいう」と定義されています。 しかし構造計算を行う際の地震力の算定と固有周期の設定において、対象となる建物... -
荷重
積載荷重とは?用語の意味と用途ごとの数値について詳しく解説
「積載荷重」とは、建築物の床に加わる人や家具などの荷重のことで、時間的・空間的に変動する可能性のある鉛直方向の重さのことです。具体的には、下記の種類が積載荷重として考えられます。・建築物内で暮らす人間の重さ・机、椅子、棚などの住宅設備機...