『構造設計.comとは?』
構造設計.comはyAt構造設計事務所が運営するオウンドメディアです。構造設計の実務に役立つ情報を記載しています。
2022年9月– date –
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基礎構造
スクリューウエイト貫入試験(スウェーデン式サウンディング試験)の結果の評価方法について
スクリューウエイト貫入試験は深さ10m程度までの軟弱層を対象とするサウンディング方法です。装置及び操作が容易で安価で迅速に測定できるなどの利点があり、小規模な建物の地盤調査に通常採用されています。ここではスクリューウエイト貫入試験の特徴、地... -
鉄骨造
リップ溝形鋼(軽量C形鋼)の許容曲げ応力度
リップ溝形鋼とは、Cチャンネルとも呼ばれる、断面がC字型の薄肉の鋼材のことです。軽量かつ高強度であるため、建築分野の様々な用途で使用されています。しかし建築基準法施行令において、H形・溝形・BOX形・〇形の断面については許容曲げモーメントの算... -
荷重
手摺の構造計算で用いる設計荷重について
ベランダや吹き抜け部分などに設ける手摺の構造安全性については、建築基準法に設計荷重のような数値基準はなく「脱落しないようにする」と規定されているのみです。しかし、手摺は構造的不具合があると人命に関わるような事故が起こる可能性もあり、構造... -
鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造建築物のひび割れの発生原因・特徴・発生時期について解説
鉄筋コンクリート造の建築物において、コンクリートのひび割れは私達の周囲に建っているどのような鉄筋コンクリート造建築物でも、詳しく調べれば大なり小なり必ず発生しています。そしてそのひび割れは、コンクリートの材料調合時から竣工後までのそれぞ... -
荷重
気象庁が発表する震度、地震の加速度、建築基準法との関係について解説
「今回の建物は震度いくつまで耐えられますか?」このような質問をお客様から頂くことは多くあります。この質問に回答するには、気象庁が発表する震度、地震の加速度、建築基準法との関係について正しく理解しておく必要があります。 【気象庁が発表する震... -
鉄骨造
鋼管杭の試験杭における施工監理項目について解説
躯体工事の現場監理において、建物の規模や用途に関わらずRC造であれば配筋検査、鉄骨造であれば製品検査や建て方検査を行います。杭基礎の建物であれば杭の施工監理も行いますが、その中でも試験杭は重要な監理項目となります。ここでは鋼管杭の試験杭に... -
鉄骨造
頭付きスタッドの現場監理において確認すべき項目について
頭付きスタッドは非常に高いせん断耐力が期待できますが、そのためには適切に施工されていることが必須となります。ここでは頭付きスタッドの現場監理において確認すべき事項について解説します。なお設計時における注意点については以下の記事を参考にし... -
鉄骨造
平鋼の許容曲げモーメントの算出式
建築基準法施行令において、H形・溝形・BOX形・〇形の断面については許容曲げモーメントの算定式が明確に示されていますが、平鋼については示されていません。平鋼の場合、スパンが大きく板厚が薄いとH型や溝型のように横座屈を生じますので、横座屈による... -
木構造
木の割裂きとは?切り欠きを考慮した部材耐力の計算方法についても解説
割裂きとは木材が横引張力やせん断力により繊維方向に沿って引き裂かれる破壊現象です。割裂きは鉄骨やコンクリートにはない木特有の破壊性状であり、引張側に切り欠きがある場合に生じやすい現象です。ここでは切り欠きがある木部材の耐力式について解説...